量産型就活生を送り出す現行システム

経団連のおっちゃんが「就活のルールを撤廃しようぜ」とか言い出しました。
自分たちで決めたルールが、不利になって来たから撤廃するとか、まぁ、自分勝手な連中です。
経団連という安定したブランドが絶対的な権力を持っていれば、その独自ルールも、ほとんど絶対的な法律になるわけですが、外資が入って来たり、経団連に加盟しないところが出て来たりと、変化が激しくなったご時世です。
これ、自分たちが不利になったから見直し、ってことでしょうね。
大学側も学生側も、振り回されるだけでしょう。

そもそも、この就活ルールの問題点は、学生の就職活動が「大学を卒業するのが当たり前」みたいになっているところでしょう。
3年生だか4年生だか、まだ、大学を卒業できるかどうか以前に、卒論などの自らの成果をまとめる以前の段階で、自己アピールして内定を出すというのがオカシイんです。
要は、大学に入れば、それで十分、大学で何をしていたかなど、あまり関係ないんでしょう。
海外の大学は、入るのは易いけど、出るのが難しいと言います。
本当に「大学を卒業した」という意味と価値であれば、そちらの方が妥当だと思いますが、この点、大卒を叩き売りして価値のないものにしてしまった日本らしい考え方かも知れません。

まぁ、とりあえずは、経団連の会長が言っただけ、の話なので、どうなるかは分かりませんが、経団連と大学は、そのあり方を見直してもいいんじゃないかと思います。

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