終戦とメディア

終戦の日の翌日朝刊まで、終戦の日モード。
不思議なことに、記憶が確かとは言えないような個人の語りや、戦後の人間のどうでもいい憶測話ばかり載せている新聞は、どうして、戦時中の新聞紙面を特集しないのでしょうか?
新聞は時代を映す何とやら、と情報源としての優位性を前面に押し出しているのに、その「残虐非道な狂った時代の日本」の世相を表すなら、よっぽど新聞を紹介した方が説得力があるでしょうに。
しかし、出てくるのは、前述した通りの曖昧な記憶と、戦後生まれの記者の偏った憶測記事ばかり。
歴史を知るための貴重な1面を隠す理由が、よく分かりません。
新聞は、戦争を利用して「誰かが悪い」という主張をしたがっているように思えます。
驚くことに「安倍叩き」に利用している連中までありますが、そういうキチガイはともかく、戦時中の新聞紙面を見ると、記事が好戦的であるだけでなく、広告までもが奮い立たせるものばかりです。

要するに「そういう時代だった」という事じゃないでしょうか?

しかし、「そういう時代」で済ませたくない人々が、そういう時代を知らない人々に、ありもしない戦争の責任を押し付けるため、戦時中の雰囲気よりも、日本が悪い、という屁理屈ばかりこねていると考えてみてください。
今の新聞報道にある終戦記事は、いろいろと納得がいくでしょう。

また、戦後生まれの記者風情が、当時を見てきたかのように書いていますが、全てが「※個人の感想です」でしかありません。
歴史小説家にでもなったつもりでしょうか。
噴飯ものとは、このことです。

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