目的意識の欠落民族

夏休みも終わりがけ。
毎年「宿題代行業」の話題がチラホラと出てきますが、ここ最近、大騒ぎされないのは、もはや、1つの商売として定着したか、全て滅んでしまったかのどちらかです。
もちろん、利用者があれば、それなりに継続できる商売なので、前者でしょう。

短絡的に考えれば、こういうのを利用しても子供のためにならない、と思いますが、そもそも、宿題の目的が曖昧なので、その大量の宿題を片付けること自体、本当は無駄な時間なのかも知れません。
サボった宿題をカネで片付ける、という前提に対して怒っている人もあるでしょうが、低レベルの拘束時間でしかない宿題の束より、もっと高度な勉強をしたい、という話なら、少し印象も違うでしょうか。
それでも、宿題は「みんながやるもの」だから「みんなが同じように片付ける」べきなのか?
結局、宿題自体の目的が曖昧なので、その結論を出すのは難しいでしょうね。

ただ、義務教育レベルなんてのは、広く浅く知っていて然るべき範囲のモノばかり。
だから、より役に立つ受験勉強を優先するのは分からなくもありませんが、受験勉強以外に役に立つことをしないと、学びて思わざれば則ち罔し、です。
一方で、「学校の勉強が、将来役に立つのか?」などと疑問を持つのは、思いて学ばざれば、の方でしょうか。
本来の意味とは違いますが、余計なことばかり思って学ぼうとしないヤツは、将来もそうなるよ、という感じで(笑)

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